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| 生命の源である「食」を生み出す農業、その農業が営まれる農村は、私たちの「いのち」を支える基盤となるものです。また、農村は、食料を供給する役割を果たしているのみならず、水・緑・環境の保全等の多面的機能を発揮しているところでもあります。 しかしながら、現在の農業は、農業者の減少・高齢化、農業生産額や農業所得の激減、農地面積の減少が引き続いており、新たな参入も進まず、産業としての持続可能性が喪失する危機にあります。農村においても、過疎化や高齢化の進行、所得機会の減少が進んで疲弊し、地域コミュニティの維持すら困難となっているところもあります。 国際情勢に目を転じると、中国やインドをはじめとする新興国の経済成長等を要因として中長期的に世界の食料需給のひっ迫基調が見込まれるなかで、いわゆる農地争奪の懸念もある一方、WTOドーハ・ラウンド交渉等、我が国農業にも大きな影響を与えかねない厳しい国際交渉が続いています。 このように深刻化する内外を取り巻く危機的な状況を克服し、国民の「いのち」を支える農業と農村を再生させ、農村に暮らす方々が将来に向けて明るい展望を持って生きていける環境をつくり上げていくことが急務となっています。 本白書は、食料・農業・農村をめぐる現状と今後の新たな農政の展開方向について、可能な限りわかりやすくとりまとめたものです。本白書を通じて、食料・農業・農村に対する国民的な関心と理解がより一層深まることを期待します。
2,095-(税込)
詳しくはコチラ
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食料・農業・農村白書 平成22年版 新たな農政への大転換
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