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| 学習された限界を超えて自分自身が持つリソースを利用し、可能性を求めていくミルトン・エリクソンの仕事は、催眠療法のみならず、心理療法全般に大きな影響を与えてきた。本書では、「ユーティライゼーション・アプローチ」や「治療的ダブルバインド」、「複合暗示」、「後催眠暗示」といったエリクソン催眠の基本的なテクニックがあますところなく紹介されている。主な構成として、一章から四章まではエリクソンのアプローチの説明と練習に当てられている。五章以降には主要な逐語のケース記録が六編、そして『アンコモン・セラピー』のようにまとめられたケース記録が十編、さらには厳選されたショートケースとその分析の練習が掲載されている。このように、本書は基本的にはロッシが自ら学習し、その経験を読者にも提供するという形式となっており、エリクソンの催眠の逐語録、さらにはアンコモンなケースを参照しながら、エリクソンの考え方を勉強していくという学習の書となっている。『ミルトン・エリクソンの催眠の現実』、『ミルトン・エリクソンの催眠の経験』に続くエリクソンとロッシの共著三部作が完結!
7,920-(税込)
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ミルトン・エリクソンの催眠療法ケースブック
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